「アオノニマス 廻」 POETIC SCAPE 2018年6月20日~7月29日
Vision of Aomori Vol.16 「アオノニマス 潜」 国際芸術センター青森 ギャラリーB 2018年4月28日~6月17日
Fly me to the AOMORI青い森へ連れてって (青森県立美術館がプロデュースする青森展) 2015年12月10日~19日 愛知芸術文化センターB2階アートスペースX
「アオノニマス 界」 2015年11月18日~23日 馬車道大津ギャラリー
それは流れること。 絶えず、続いてきたこと。 繰り返してきたこと。 水ひとすくい、 手のひらの 指と指の隙間から こぼれゆくも 生命はそこにありたいと願っていた。 ゆえに、残ることを選んだ。 個を選べば個になる。 群を望めば群に入る。 すべては、自分が選んでしまった。 心のどこかでは、止めたかったのかもしれない。 だけど止めずにいたわけは、 わずかに、止めたくない意志が優っただけなのだ。
「アオノニマス 肺」 第一部 /2013年7月1日~6日 第二部 /2013年7月8日~13日 森岡書店
見えないことは、恐怖でした。 でも、足を踏み入れたそこには、光がありました。 全てが明瞭になりました。 あまりにも雄大すぎる地では、 そこに立つだけで、ただそれだけで良いのです。 この身を委ねるしかないのです。 見えるものと、見えないものがあるならば、 闇を消し去り、静寂と向き合い、真実の声を聞きたい。 それはそうであると、既に決まっていた事かもしれない。 時間の経過が蓄積されて、エネルギーが解放している。 幾千と重なる年輪が、層を成しているから、 ただその呼吸に合わせてみたい。
「アオノニマス 接触」 2012年12月15~24日 青森県立美術館コミュニティーギャラリー
都会へ出てから気がついた。 青森の景色というのはいつも満ちていた。 生命が呼吸する湿度、注ぐ光はやわらかく、こちら側へ入りこんでくる。 幾年の月日を経ているのだろう… 変わらずいつも、そこには感じられる。
「アオノニマス 雪」 2012年6月18日~23日 森岡書店
雪が美しいものだと思いながら 溶けゆくものだと知りながら 吹雪いているその中に踏み込むと 果てしない恐怖を覚える なにも見えなくなり 白いものに覆い尽くされる 呼吸をするたび 針で刺されたような痛み 体温は 雪の触れ合いに少しずつ奪われてゆく 赤みが差し 皮膚が硬くなる もしも この地で ただ一人残されたなら 私も 隠されていくのかもしれない すべて消され やわらかな雪に交われるのかもしれない 白く舞う雪は いつも美しい